金花糖って何?金花糖は、砂糖と水でできた日本の伝統的な砂糖菓子です。煮詰めた砂糖液を木型に流し込んで固めた後、食紅で彩色されます。発祥には諸説ありますが、江戸時代に南蛮菓子として長崎に伝わったとされる「有平糖(あるへいとう)」や「金平糖(こんぺいとう)」の影響を受けて作られるようになり、全国各地に菓子として定着したといわれています。金沢では加賀藩の藩主である前田家に献上されることが多く、藩政期には特別な行事や祝い事に用いられたとも言われます。そのため今でも桃の節句であるひな祭りの際に、雛人形とともに金花糖を飾る習慣が残っているのですね。飾った後は・・・?金花糖は空気を含ませるように砂糖液を攪拌しており、中は空洞で薄くできてるので、軽い食感。そのままポリポリ食べてもおいしいです。それでも食べきれないときは、煮物料理の味つけやコーヒーなどの飲み物に入れてみてくださいね。割るときは飛び散らないように気をつけて。ちなみに、お雛様を飾るのに良いとされているのは、雪解けの時期を知らせる二十四節気の「雨水(うすい)」。今年は2月18日(火)です。もともとひな祭りは水に関係する行事で、ひな人形は厄を移した人形を水に流していたことに由来しています。いつ飾ろうかな? と迷っていた方は参考にしてくださいね♪参考■金沢市HP