蔵で静かに熟成された、手仕事の醤油。その物語を紡ぐ店舗が、ふたたび。七尾・一本杉通りに、懐かしい暖簾の風景が戻ってきました。大正15年創業、今年で創業100年を迎える『鳥居醤油店』が、2026年8月、震災で被災した元の店舗での営業を再開しました。震災発生から実に2年7か月ぶりです。一本杉通りは、和蝋燭屋や乾物屋など昔ながらの商店が並ぶ、七尾を代表する歴史的な街並み。通りを歩いていると、どこからともなく漂ってくる醤油の香ばしい香り。その先にあるのが、明治41年に建てられた土蔵造りの店舗、『鳥居醤油店』です。国の登録有形文化財にも指定され、通りの象徴のような存在として親しまれてきました。2024年1月の能登半島地震では、店舗が大きな被害を受けました。それでも醤油造りの命である「もろみ」と「杉桶」は奇跡的に無事だったといいます。「待っていてくれる人のために」と、断水が解消されてからわずか3ヶ月後には店舗裏の作業場で醤油造りを再開。以来、長い修繕期間を経て、このたび元の店舗での営業を再開しました。再建にあたっては地震対策として新たな柱や壁が加えられ、これからの能登を支える一軒として、耐震性を高めて、新たなスタートとなりました。鳥居醤油店の醤油は、機械に頼らず、能登の四季の移ろいとともに丸2年かけてじっくりと熟成されます。11月から3月にかけて仕込みが行われ、蔵の中には毎年、新しい醤油の芳醇な香りが満ちます。2年前に仕込まれたものが、熟成を終えて、食卓へ。そんな物語に思いを馳せると、いつもの料理がもっと愛おしく感じられるはずです。蔵の中でゆっくりと流れる時間に思いを馳せながら、能登の風土が醸す醤油の味を探しに、一本杉通りへ出かけてみませんか。Information店名鳥居醤油店住所石川県七尾市一本杉町29TEL0767-52-0368営業時間9:00~17:00定休日木曜駐車場1台公式サイトhttps://www.toriishouyu.jp/%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3184.4417070777276!2d136.9629914!3d37.0469559!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5ff73d75565b89d3%253A0xc040ba578e47ee54!2z6bOl5bGF6Yak5rK55bqX!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1773893862576!5m2!1sja!2sjp%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。➨「七尾市」の記事をもっとみる