能登に受け継がれる古代の予祝儀礼。氣多大社「鵜祭り」の伝統が能登の未来を照らす能登の師走の風物詩、羽咋市・氣多大社の「鵜祭り」が今年も開催されます。このお祭りは毎年12月16日の午前3時、神前に放った鵜の動きをから翌年の豊作や豊漁を占うもので平安時代から続く歴史ある神事として国の重要無形民俗文化財にも指定されています。お祭り最大の見どころは吉凶を占う鵜を神社から約40㎞離れた石川県七尾市の鵜浦町で捕獲すること。神事の数日前から準備が行われ、その道のりを徒歩で2泊3日かけて羽咋市の氣多大社まで運ぶ壮大な神事となっており、正式名称を「氣多の鵜祭りの習俗」といわれています。鵜は生け捕られた瞬間から「鵜様(うさま)」と呼ばれる神の化身となり、三人の鵜捕部(うとりべ)は、この鵜様を鵜籠(うかご)に入れ、「うっとりベー、うっとりベー」という独特な節回しの掛け声を響かせながら厳寒の能登路を歩いて運びます。地域では「鵜様道中」という呼び名で親しまれ、この道のりを見守る沿道の人々は手を合わせ「鵜様を拝まずに新年は迎えられん」と深く信仰する姿が印象的です。自然に左右されるこのご神事は。年によっては主役となる鵜が捕獲できず、神事の形式が変わる(または中止となる)こともあり、これこそが厳粛な神事が自然と共にあり大地の神秘的な営みといえるでしょう。能登観光の拠点である氣多大社で、この神秘的な歴史と文化に触れてみてはいかがでしょうか。■Information鵜祭り(氣多の鵜祭りの習俗)開催場所/能登國一宮 氣多大社(石川県羽咋市寺家町ク1)開催日程/12月12日 七尾氏鵜浦町を出発~七尾市内の旅館で宿泊12月13日 七尾市の本宮神社にて新嘗祭ののち、中能登町の「鵜家」宿泊12月14日 羽咋市の氣多大社に到着12月16日 未明(午前3時~) 鵜祭神事にて吉凶が占われたのち、羽咋市一ノ宮海岸にて鵜が放たれる。お問い合わせ/能登國一宮 氣多大社(0767-22-0602)詳細はこちら%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d3189.511245697967!2d136.76494067584403!3d36.92594867221159!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5ff769c8e705128b%253A0xd086d1317f83d26a!2z6IO955m75ZyL5LiA5a6uIOawo-WkmuWkp-ekvg!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1762442391055!5m2!1sja!2sjp%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E※掲載されている情報は時間の経過により変更になる場合がございます。