能登半島の入り口、羽咋の地に鎮座する氣多大社。『万葉集』にも記録があり、国家的な祭祀が行われたと伝わるこの古社は、大陸との交流が盛んであった時代、渤海と蝦夷の境界に位置し、能登を代表する神社「氣多大神宮」として重要な役割を担っていたそうです。その氣多大神宮と周辺の寺家遺跡に焦点を当てた企画展「渚の正倉院 氣多大神宮展 第二章」が、羽咋市歴史民俗資料館にて開催されています。令和6年度の冬季企画展に引き続き、氣多大神宮ゆかりの貴重な資料を一堂に展示。注目は、珠洲市三崎町の須須神社に伝わる県指定文化財「須須神社文書」や、かつて氣多大社の神宮寺であった正覚院の古文書、そして長谷川等伯筆と伝わる「絹本著色十二天図」(複製)の特別展示です。会場では中国黒竜江省で採集された「渤海瓦」も展示され、古代からつづく能登の歴史と近隣大陸とのつながりを間近に感じ取ることができそうです。これらの文化財は、8世紀から9世紀にかけての氣多大神宮の祭祀の盛期や、当時の能登の文化の高さを今に伝えています。いにしえの人々が守り伝えてきた宝物を間近に目にすることで、能登の豊かな歴史と文化の奥深さに触れることができるでしょう。古代の息吹と歴史のロマンを感じるひとときを、過ごしてみませんか。■Information企画展「渚の正倉院 氣多大神宮展 第二章」開催期間|令和7年4月29日(火)~令和8年1月30日(金)開館時間|9:30~17:00(入館は16:30まで)会場|羽咋市歴史民俗資料館(2階展示室)住所|石川県羽咋市鶴多町鶴多田38-1駐車場|あり入館料|無料休館日|月曜日(祝日を除く)祝日の翌日(土·日を除く)▷詳細はこちら主催|一般社団法人はくい観光協会お問い合わせ|羽咋市歴史民俗資料館 (0767-22-5998)%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d6381.405225910605!2d136.791192!3d36.897462!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5ff768e7f00097f3%253A0x27d2ce71c3a2e329!2z57695ZKL5biC5q205Y-y5rCR5L-X6LOH5paZ6aSo!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1750054939413!5m2!1sja!2sjp%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E