毎年12月16日に羽咋市の気多大社で営まれる鵜祭は、国重要無形民俗文化財に指定されている神事。正式名称は『氣多の鵜祭の習俗』といい、平安時代より執り行われていたとされています。この祭りでは、神の化身である鵜が主役。七尾市鵜浦町で捕らえられ、3人の鵜捕部(うとりべ)によって徒歩で3日かけて気多大社まで運ばれてきます。その鵜を神前で放ち、鵜の動きを見て翌年の豊凶を占うのです。今年は鵜祭が国重要無形民俗文化財に指定されてからちょうど25周年。これを記念し、本祭に先駆けて10月27日(日)にイベントが開催されます。コンセプトは『祝祭と伝承』。25周年の記念すべき年を祝うとともに、何千年と続くこの伝統を後世に継承し、若い世代にも鵜祭の伝統文化に触れてほしいという想いが込められており、オープニングを飾るのは地元、中能登中学校と鹿西高校の吹奏楽部のみなさん。祝祭の音色とともに本祭の伝統を次世代へと繋げます。イベントでは、江戸時代から歴史のある富山県高岡市の雅楽団体『洋遊会』による雅楽と舞楽奉納が披露されるほか、25周年記念植樹(県木能登ヒバ)が行われる予定。会場となっている鵜様道中の宿内では「茶の湯のつどい」も開催され、500円でお茶と和菓子の振る舞いを楽しめます。復興支援として、輪島塗の販売や輪島で被災された『コーヒーと手作りお菓子の店 宮-miya-』の出店もありますよ。かつての加賀藩主前田利家も、この鵜祭りを重要視したという記録が残っているほど歴史的価値の高い鵜祭り。能登で受け継がれる貴重な神事の歴史や魅力に触れてみましょう。■Information『氣多の鵜祭の習俗』国重要無形民俗文化財 25周年を迎える記念イベント住所/ 石川県鹿島郡中能登町良川ト部54 鵜様道中の宿ミュージアム野外ステージ(雨天の場合は室内)開催日時/10月27日(日)14:00~15:30入場料/無料詳細はこちら https://usama-doucyu-noyado.com/event20241027_ketanoumatsuri%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fembed%3Fpb%3D!1m18!1m12!1m3!1d50982.421825303405!2d136.87919217425213!3d37.00022013054802!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5ff7155c44665835%253A0xb3f679e55e7548e!2z6bWc5qeY6YGT5Lit44Gu5a6_ICjjg5_jg6Xjg7zjgrjjgqLjg6Ap!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1728377622430!5m2!1sja!2sjp%22%20width%3D%22600%22%20height%3D%22450%22%20style%3D%22border%3A0%3B%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20loading%3D%22lazy%22%20referrerpolicy%3D%22no-referrer-when-downgrade%22%3E%3C%2Fiframe%3E