雄大な自然とアートが織りなす風景を巡る、奥能登の旅へ2017年に開催されている「奥能登国際芸術祭」。その会期後も、珠洲市内の各所で常設作品を楽しめることを知っていましたか?能登半島地震より1年半が経過し、道路などのインフラ復旧も進み、道の駅も再開するなど少しずつお出かけできるスポットが戻ってきた珠洲市。そこで珠洲市に来たらぜひ立ち寄っていただきたい、「奥能登国際芸術祭」のいま見に行ける常設作品をご紹介! 豊かな自然の中に溶け込むように存在するアート作品を、ゆっくりと巡ってみませんか。設置されているアートは全部で9か所。海を見下ろす丘の上に設置されている作品「TENGAI」は船をモチーフにしながらも、奥能登の祭りの象徴であるキリコのイメージも重ねられています 。オブジェの中心となる使われなくなった酒タンクには、エオリアンハープとしての機能が施されており、見るだけでなくも耳も楽しいアートです。また、国鉄能登線の旧蛸島駅だった場所では、トビアス・レーベルガー氏が手掛けた「Something Else is Possible/なにか他にできる」が広がります 。線路跡に置かれたカラフルなフレームは地域の過去・現在・未来をつなぐかのように伸びており、覗いてみると劇的な視界の変化が体験できるかも。このほかにも、夜になると青白く光を放つ旧上戸駅の「うつしみ」 や、美しい海岸に設置されたリチャード・ディーコン氏の彫刻「Infinity 41.42.43」 など、見ごたえのある作品が点在しています。こちらの常設展以外にも、「奥能登国際芸術祭」の屋内作品は、10名以上の事前予約があれば観賞できるそう 。奥能登の美しい風景と共に、心に残るアート体験にぜひ訪れてみてくださいね。画像提供:奥能登国際芸術祭実行委員会■Informationいま見に行ける奥能登国際芸術祭常設作品開催期間|常時観賞可能展示場所|珠洲市内9か所▷詳細ページはこちら▷公式SNSはこちら―ご鑑賞にあたっての注意事項・地震の影響により、道路に地割れや破損箇所がある場合がありますので、鑑賞の際は十分にご注意ください 。落石等の危険性が高い場合もあります 。・工事車両や地域住民の方の通行の妨げにならないようご配慮ください 。・気象状況や復旧工事の影響により、一時的に通行止めや迂回が生じる可能性があります。