石川県七尾市に位置する『一本杉通り』は、600年以上の歴史を誇る観光地で、嘉永年間創業の歴史を持つ伝統工芸品の販売店『漆陶舗あらき』もその中で店を構えていました。しかし、今回の地震で、『一本杉通り』の歴史的な町並みが見るも無惨な姿になってしまい、同店の多くの漆器・陶器の商品が破損し、甚大な被害を受けました。絶望の渦中にいながらも、若女将の新城さんは、「輪島塗の伝統を絶やさない」との思いを胸に、輪島塗産業の復興も描きながら、再建の決意を示しました。「温かみのある笑顔で溢れる一本杉通りをもう一度取り戻したい」と強く思い、クラウドファンディングをスタートさせています。支援商品は同店限定のオリジナル商品である山中塗のお椀をはじめ、輪島塗のお箸セット、九谷焼の豆皿と箸置きセットなど、女将の目を利かせた用の美を備えた逸品ばかりです。なお、「未来応援」といった、復興後の店舗にて「沈金体験」でオリジナルの輪島塗お箸を作るという未来購入型の支援商品もあるそうです。震災後、職人たちが不安なく未来に向けて輪島塗を作り続けるには、『漆陶舗あらき』のような橋渡し役となる「出会いの場所」は必要不可欠です。日本の伝統を絶やさないために、「輪島塗」「九谷焼」「山中塗」の産業を守っていきたいと思いを込めた応援プロジェクトの詳細はこちら。■プロジェクトの詳細はこちらInformation■漆陶舗あらき ※令和6年能登半島地震の影響により当面の間臨時休業中住所/石川県七尾市一本杉町4TEL/0767-52-4141営/9:00〜18:00休/火曜P/6台