能登町は、澄んだ空気と綺麗な水に恵まれた、豊かな風土で日本初の世界農業遺産に認定されたエリア。その中でも標高の高い柳田地区は、寒暖差が大きく椎茸の発育に最適な場所です。そこで、椎茸栽培に人生をささげたのが、「のとっこ」初代代表でした。夢は、椎茸品評会で最優秀賞を獲ること。その悲願が叶ったのは、初代代表が亡くなって3カ月後のことでした。賞に恥じないものを。初代の思いに応える椎茸を。「のとっこ」は先代の意思を継ぎ、形や大きさなど品質に細心の注意を払いながら生産に取り組んでいるそうです。そして、今ではすき焼きの名門人形町『今半』さんや全国の百貨店さんなど全国で取り扱われるほど、人気の椎茸となりました。そして1月1日、能登半島を大地震が襲いました。初代から受け継いだしいたけの栽培ハウスは、地震による甚大な被害を受けました。ほとんどの菌床ブロックが崩れ落ちたと言います。震災後の、様々な人から温かい応援や励ましの言葉をかけてもらい、「のとっこ」の椎茸を待ってくれている人たちの期待に応えたいとの思いが込み上げたそうです。「先代から受け継いだ大切な家業をここで終わらせるわけにはいかない。椎茸を作り続けたい。子どもたち、そして、地域の希望になるためにも、諦めずに前を向きたいと思いました」とクラウドファンディングをスタートした理由を代表は話します。そんな思いがこもった「のとっこ」の椎茸。復興への祈りを込めて応援してみてはいかがでしょうか。(Information)■プロジェクトの詳細はこちらhttps://readyfor.jp/projects/138136※記事は2024年4月18日作のとっこ公式ホームページhttps://notokko.official.ec/