輪島市の港町に生まれ育ち、親子二代にわたって軽トラックで魚売りをしてきた『久べさ』。軽トラックにその日の魚を積み、お客一人ひとりの元に魚を届けて「おいしい魚が家まで届く」と重宝がられてきました。ところが、震災の被害を受け、状況が一変。自宅は半壊し、多くの常連も被災者となりました。自身も大変な状況が続く中ではあったものの「能登の美味しい魚を届けることを諦めたくない」という思いは強く、「前を向いて立ち上がろう」と決意。せっかくなら、世界に向けて発信しようと以前から考えていたインターネット販売に挑戦することを決意。その実現に向けてクラウドファンディングへの挑戦を開始しました。現状では輪島港での仕入れができないため、今は2時間半かけて金沢に赴き、金沢の市場から仕入れを行っているそうです。「当たり前の日常」にはまだかかるということも発信していきたいと、クラウドファンディングのページには活動報告なども掲載。復興の過程を見守ってほしい、それも支援の一つであるとの思いが溢れています。リターンについては、水道などの環境が整い次第となるため夏以降が予定されているとのことです。また、被災した直後、温かい炊き出しを味わい、力づけられた経験から地元の人だけでなく、復興支援のために輪島で活動されているたくさんの人たちのために焼き魚の露店販売も開始したいと話します。『久べさ』の活動を応援したい方はぜひクラウドファンディング紹介ページをご覧ください。リターン商品一例・カレイの干物・アジ、サバの一夜干し・ハチメ(メバル)の醤油漬け・のどぐろの日干し・塩サバ・いしる干しクラウドファンディング紹介ページhttps://camp-fire.jp/projects/view/737935?list=prefectureishikawaprojects_fresh